TTArtisan の広角レンズ「25mm F2.0」で撮った作例を掲載するだけの記事です。
撮影に使用したカメラは富士フィルムの「 X-T20 」になります。レンズの基本仕様としては、絞り開放 F2.0 で焦点距離 25mm(換算 37.5mm)の APS-C 専用マニュアルフォーカスといったものです。
少ないサンプルと、あまり面白くない写真ばかりですが、どうぞお付き合いください。
※全ての写真は現像済みです。
※全ての写真はウェブ掲載用にリサイズ・圧縮をかけています。
メーカーによる説明
全画幅の等価性は約37.5 mmで、人の自然な視野に近く、日常撮影から視覚芸術創作までの様々なオブジェクトの撮影需要を満たしている。コンパクトなデザインで携帯性が向上し、カメラマンがいつでも持ち歩くのに便利です。大絞りはF2に達し、創作の自由度を大幅に強化することができます。弱い光環境で撮影しても、美しい散景を追求しても、F 2の大絞りはあなたの創作ニーズを満たすことができます。最も近い焦点距離は0.25メートルしかない。食べ物や花、小物などのシーンを撮影すると、それらの細部や美を間近に見せることができます。
仕様
フォーカスタイプ | マニュアルフォーカス |
焦点距離 | 25 mm(換算 37.5mm) |
最大絞り: | f/2.0 |
最小絞り: | f/16 |
画角 | 61° |
最短撮影距離 | 25cm |
光学設計 | 6群5枚 |
絞り羽根 | 7枚 |
フィルターサイズ | 43mm |
寸法 (ø x L) | 59 x 31 mm |
重量 | 約166~189g |
マウント | M43マウント Eマウント Xマウント Zマウント |
作例
まとめ
色味的にはナチュラルに感じます。解像感も悪くないですね。ただし、ボケに関しては期待してはいけません。一部の作例で顕著に表れていますが、かなりガサついたボケ方になります。広角レンズならではの歪みも大きいですが、これに関しては被写体をしっかり選んだり、構図の取り方を工夫するのは当然なので減点にはならないでしょう。
レンズ先端あたりに絞りリングがあるのですが、厚みが薄すぎてアクセスがよくないです。感覚で手を伸ばしても、フォーカスリングに手がいきやすいのです。回す際の抵抗感や、ローレットされている事から変に滑ったりといった操作自体は問題ありません。
また、マニュアルフォーカスなわけですが、カメラ側にピーキング機能があれば、さしたる問題はないでしょう。ま、歩留まりは落ちてますけど…。
レンズキャップがネジ込み式なのは微妙です。脱着に時間が掛かります。金属製なのは嬉しいのですけどね…。
気に入ったところ
- とにかく安価
- 金属鏡筒で質感が良い
- 素直な色味
イマイチなところ
- 汚いボケ
- 絞り操作に慣れが必要
- 脱着が手間なレンズキャップ
不満は多いですが、価格が安すぎる(私が購入した頃は 8,800 円程度でした)のと、価格にしては十分に良い写りを期待出来ることから、買って損した気分にはまったくなりません。金属鏡筒なので質感も高いです。ボケの癖を理解して撮影すれば使い道は色々ありそうです。