Foveon センサー搭載のコンデジ「 DP3 Merrill 」で撮った写真を見ていく記事です。
今回は JPEG 撮って出しです。久しぶりに 1 日使いましたが、最低限見れる水準の写真を撮るのがこんなに難しかったっけ?って感じ。やっぱピーキーなカメラですねぇ…。という腕がないのを誤魔化す言い訳を最初にしておいて、作例見ていきましょう。
※全ての写真はJpg撮って出しですが、水平調整と肖像権や商標権配慮でボカシ処理は入れています
※全てホワイトバランス:オート、カラーモード:スタンダードでの撮影です
※各画像クリックで原寸画像が表示されます。通信量が増えますのでモバイルの場合は気をつけてください
【作例】JPEG 撮って出し
Foveon センサーで撮ると金属の質感が素晴らしいというのは良く言われること。撮影していても実際そのように感じます。何でなのでしょうね。
朽ちた石。微妙にピントが外れているかも。F4.5 ですが、妙に被写界深度が浅く感じる…。
とりあえず白いものは容赦なく飛んでしまいます。ホントに今回の撮影でも白飛びに泣かされています。RAW で撮るなら少しアンダーに撮影して現像で仕上げればよいですが、なにせ撮って出し。撮影直後の DP3 Merrill のディスプレイでの確認もやりづらいんですよねぇ。
ガラス越しに屋内を撮影。ガラスに周りの緑が盛大に映り込んでいます。通路の向こう側も屋外ですが、ちゃんと写っています。
再び得意の金属被写体。しっかり解像していると思います。
背面からも撮影。あえて見切れるように撮って、大きなものであることを伝えようとしました。
うーん、なんかイマイチな写真だ。RAW ならもっと好みの雰囲気にもっていけたと思う。
この写真はなかなか良いですね。実際の空の色はもう少し気持ちいい青色だったと思うけど。
洋風の壁面灯。塗装な剥げがいい感じ。こういうの見つけるとつい撮ってしまう。壁から灯具を浮き上がらせたいので開放で撮影。
眼鏡屋を店の外から。開放で屋内にピントを合わせると手前はこんな感じのボケ。
被写体である自動車は綺麗に写っています。普通に走っているクルマだけど、速いシャッタースピードなのでピタッと止まっていますね。逆光気味の条件で、空は完全に白飛びしています。
今回の撮影で唯一 Foveon センサー炸裂したかな、って感じの 1 枚。川面を撮影したあと、ふと足元の落ち葉に気付いて撮影しただけです。まぁ、白飛びしてる部分もあるけど、色合いや解像感は好みです。
道端にあった結構大きな植木。鉢は球体なんだけど、立体感に乏しい気がします。拡大して見なければ悪くない写真だと思う。
日陰気味な場所に停めてある自転車。陽の照っている奥の道路なんかはボケと白飛びでなんかいい感じ。
最後は湯呑みを風鈴にしたもの。この時はかなり陽が照っていたのと、風で風鈴が揺れまくりで、今回一番枚数撮影したのに使えるのがほぼ無かった。ちょっと緑色の紙が飽和気味で嘘っぽい。
まとめ
今日1日 DP3 Merrill だけで撮影しようと決めて臨みました。実際の撮影時間は 3 時間程度ですが、じっくり撮っていたので 81 枚の撮影となりました。この枚数なのに、バッテリー 3 本目に突入していました。久しぶりに DP3 Merrill を使ったのですが、こんなにピントが合わないのか!と、こんなに白飛びするのか!っていう、ネガティブな面を思い出しましたね。やっぱ RAW で撮りたいです。まぁ、RAW で撮ったら撮ったで SPP の重さにゲンナリするんですけどね。
もっと変な色味になることが多いという記憶でしたが、意外とそうでもなかったですね。まぁ、最後に一つ言えるのは、今回のような街ブラ撮影なら DP2 Merrill 買ったほうが良いですね…でも好きな画角なので、もっと良い写真撮れるよう精進します。