メニュー 閉じる

CMF by Nothing「Watch Pro 2」レビュー

「Nothing」のサブブランド「CMF by Nothing」から2024年に発売された「Watch Pro 2」の徹底レビューです。

前モデル「Watch Pro」はレビューしていないけど、8ヶ月間ガッツリ使いこんだので、ソレとの比較も交えて解説します。前モデル Watch Pro の完成度は、巷の批評と同じく私としても芳しくありません。主にスマホアプリとの接続性などに実用上の問題がありました。今回レビューしている後継機である Watch Pro 2 にしても、数週間から数ヶ月は使用してみないと見えてこない部分も多いと思います。ですので、これから使いこんで気付いた点は随時追記していきます。

更新情報
追記:2024年7月22日 使用2週間経過 切断に関して
追記:2024年7月30日 天気ウィジェットに関して
追記:2024年7月31日 ベゼル&ストラップ販売開始
追記:2024年8月2日 ファームウェア(1.0.0.51)
追記:2024年8月3日 「CMF Watch」アプリバージョン(3.2.2)
追記:2024年8月16日 Fit 連携について
追記:2024年8月20日 「CMF Watch」アプリバージョン(3.2.6)/ファームウェア(1.0.0.57)
追記:2024年9月27日 ファームウェア(1.0.0.65)


目次

新旧スペック比較

パッケージ

ウォッチ本体とベルト

ウォッチフェイス(文字盤)について

ウィジェットについて

GPSの掴みについて

バッテリー消費について


新旧スペック比較

Watch Pro 2Watch Pro
外観
サイズと重量ダークグレー/アッシュグレー:
25.5×4.5×1.36cm、48.1g
ブルー/オレンジ:
25.5 x 4.5 x 1.39cm、44.4g
26.1×3.99×1.3cm
(リストストラップ込み)
30.4g(リストストラップは含まず)
47g(リストストラップ込み)
ディスプレイ1.32″ AMOLED
466×466ピクセル
353PPI
620ニト(ピーク輝度)
自動輝度調整機能をサポート
リフレッシュレート60FPS
1.96” AMOLED
410×502ピクセル
332PPI
画面の輝度:600+ ニト(標準)
バッテリー305mAh
通常モードで11日間
ヘビーユースモードで9日間
省電力モードで45.8日間
Bluetooth通話継続モードで17.4 時間
GPS継続使用モードで25時間
充電時間1.35時間
340mAh
標準的な使用で13日間
ヘルスケア24時間心拍/SpO₂モニタリング
休息時心拍
異常心拍アラート
スマートスリープのアルゴリズム
1 日の総歩数カウント
消費カロリー
血中酸素飽和度異常値アラート
生理周期のトラッキング
アクティブスコア
24時間心拍モニタリング
心拍の自動計測
安静時心拍
運動中心拍
心拍アラート
血中酸素モニター
ストレスモニター
睡眠モニター
1 日の総歩数
カロリー
距離
運動時間
センサー加速度センサー
心拍および SpO₂血中酸素飽和度センサー
環境光センサー
加速度センサー
心拍および血中酸素飽和度センサー
BluetoothBluetooth 5.3Bluetooth 5.3
GPSGPS/GLONASS/Galileo/QZSS/BeidouGPS/GLONASS/Galileo/QZSS/Beidou
防水・防塵性能IP68IP68
マイク/スピーカー
互換性iOS13以降、Android8.0以降をサポートiOS13以降、Android8.0以降をサポート

外観が「スクエア型」から「ラウンド型」に変更され、4辺角部分が無くなったことによりディスプレイサイズは縮小、併せてケース自体の小型化によりバッテリーサイズも減少しています。しかしながらディスプレイ解像度は向上し、輝度調整用の環境光センサーが追加されています。それら以外、搭載センサーや対応 GPS もスペック情報からは変更点が見受けられません。メーカーの記載に一貫性が無いのでヘルスケア項目などに違いがあるように見えますが、前モデルで出来ることは全て新型で可能で、増えた機能はあっても減った機能はありません。

前モデル「Watch Pro」について

8ヶ月のあいだ「前モデル」を使ってきた私が感じた大きな不満点は以下が挙げられる。

  • スマートフォンとの接続の問題
  • 腕を組んでいるとウォッチフェイス変更モードが発動する
  • 突然の文鎮化
  • GPSの掴みが劣悪

他にも細かなところで色々とありますが、特に気になったのが上記。もともと私は iPhone と接続していたのですが、その当時は切断されやすいといった印象はなかったですね。しかし Android に変えてから切断頻度が上がりました。今はアプリのアップデートにより多少緩和されてきたようで、2 日で切断されたり1週間以上接続されたままの場合もあります。まぁその程度なら気付いたら再接続すれば済むのですが、文鎮化はホントに呆れました。Amazon.jp のレビューにも何件か見られますが、私の場合も使用開始から 4 ヶ月経過した頃に突然不動になりました。不動になってから3日くらい経った頃に電源ボタン長押しで復旧しましが、直後は何をしても起動しませんでしたので焦りました。一定数の報告がある時点で、何かハードウェア/ソフトウェアの欠陥があるように思います。

GPSの測位に関しても論外かと。屋外の見通しのよい場所で、「さて、ウォーキングしようか」とワークアウトを開始しようとすると、延々、酷いときには 10 分以上に渡り GPS を掴めません。これもムラがあり、すんなり掴むこともあります。1分待って駄目なときは諦めないと時間の無駄。

これらが新型 Watch Pro 2 では改善されているのか?これから毎日継続使用して情報更新していきます。個人的に気になるのは Android の「 Fit 」アプリとの連携に関して、2024 年 7 月中には OTA で配信されるとのことで、来たらソッコーでアップデートして確認したいと思います。→アップデートが来て対応されました。

パッケージ

開けていきましょう。従来の Nothing のプロダクトと言えば後戻りの効かない「破って開封」ですが、今回はごく一般的なパッケージ。あの破るのは今後もやめてほしいなぁ。別にリセールを考えるとかではないけど、綺麗に破けないんだよ。イマイチな破け方だと、開封という一番ワクワクする時点でちょっとした残念感が漂うんだから。

内容物は「ウォッチ本体」「ベルト」「専用充電ケーブル」「取説」。
今回4色あるうち「ブルー」を選んでみました。それにしても、売り方というか公式サイトの説明は不親切だと感じましたね。まぁ海外サイトのベタ翻訳だろうから、今どきの見せ方ではあるんですけど。ええと、日本では4色とも同価格ですが、海外ではベルトのレザータイプとシリコンタイプでは異なる価格設定です。それは別によいですが、ウォッチ本体カラーが非常にわかりづらい。実際には「ダークグレー」と「アッシュグレー」の2色展開だと思うのですが、ベルトカラー毎にどちらの本体カラーなのかの明確な説明がない。実質、公式サイト画像の見た目の色味を見極める必要があった。画像下部にブランド CMF(カラー・材質・仕上げ)の記載はあるが、ボディカラーに関しての記載はなく「金属」としか書かれていない。もう少し詳細に書くべきでしょう。

ウォッチ本体とベルト

画像は保護フィルム貼った状態です

ブルーのベルトのウォッチ本体色はダークグレーとなっています。リューズ(デジタルクラウン)対角位置にロゴ入っていますが、コレは別にいらんかったなぁ。書かなくとも文字盤などで個性はあるからね。( Nothing 製品は基本的にプロダクト名を目立つ位置に刻印したがる傾向にありますね。)アルミニウム合金にサンドブラッシュ加工されたケースのテクスチャは好みが分かれるかもしれません。前モデル Watch Pro ではピッカピカのクロームボディのオレンジバンド1択だった私からすれば、さらに言えば SUS 製ケースの時計が好きなものからすれば所有満足度が高くならないのは予想の範囲内でした。かといって全然チープに見えるわけでもないので、さほど気にすべきではないかな。むしろ、かなり綺麗で良いフィニッシュです。

ウォッチ本体とベルトの装着はワンタッチ式ですね。よくあるバネピン方式のやつね。ラグ幅は実測で 21.8 mm (おそらく誤差なので 22 mmだと思います)でした。アフター品も選びたい放題なのでバネピン方式がベストでしょう。独自構造だとコスト嵩むし種類も出回らないので面白くない。

前モデルのシリコンバンドは装着に手間のかかる構造を採用したイマイチなもので、速攻で汎用品に交換しちゃいました。しかぁし、今回のベルトは当面のあいだ交換しなくてよいかと思う。

レザー(公式ではTRUE LEATHERと書かれているが合皮と思われる。革特有の匂いが無いし価格的にも)の色味など含め、一式で 11,000 円という価格からすれば十分納得出来る質感。発色も派手すぎず、落ち着きすぎずで好み。これから使い倒すので、耐久性に難があったら追記します。特に夏場は汗を吸って劣化が顕著になるだろうから。

前モデルは腕を組んでいると、腕にディスプレイが触れて反応し、予期せずウォッチフェイス変更モードに入るのがプチストレスだったが、今回はベゼルがディスプレイ面より凸っているので直接ディスプレイに触れにくく、予期せぬ事態は起こりづらいです。ですが、メニューを潜ればウォッチフェイスを変えられるので、このホーム画面で変更する機能自体の廃止を求める。

やたらとアピールされていた着脱式ベゼル。公式サイトでも明確に説明されていないのだが、2種同梱されているわけではない。ベルトカラーごとにどちらかのシェイプのベゼルが装着されているのみで、もう一種は同梱されていない。発売直後の時点では、ベゼル単体での販売はされていないので、交換可能というアピールポイントが空回りしている。英国ではベゼル+ストラップで 19 ポンドらしい。本体の 30 % 弱の価格なので追加購入するのは躊躇される価格だ。私はもう一方のベゼルのほうが好みだったので、単品販売されたら購入しますけど。

出典:Nothing(こんな書き方したら2種同梱されてると思うじゃん。。。)

ローンチ直後はニーズがもっとも高いタイミングなので、本体がバックオーダー抱えるのはわかるけど、2種同梱と思っていたベゼルが1種しか同梱されていないなら、当然もう1種のベゼルの需要が高まるのは想定出来るだろう。消費者心理を見越した生産計画を建てないのだろうか?

追記:2024年7月31日
Nothing公式ストア にて、ベゼル+ストラップ(CMF Watch Pro 2 Bezel & Strap Set )が販売開始されました。ただし、現時点ではレザーベルトの 2 種のみ。どちらも丸みのあるベゼルのほうです。角張ったベゼルの販売はまだされていません。

更新情報へ戻る

背面のセンサーとか充電端子とか。見た感じは前モデルと変わらない配置のセンサーだけど、精度とかどうなのでしょうね。使い込んで確認していきたいところ。睡眠測定に関してまだ1日だけの結果だけど、入眠と起床の時間はバッチリだった。 

一ヶ月以上使用しましたが、少なくとも入眠と起床に関しては正確です。ただし、キッチリとした位置で固定されていないと数値が安定しません。緩くて寝てるあいだに位置がズレるような装着では駄目ですね。気をつけましょう。

リューズ(デジタルクラウン)が追加されました。回したとしてもハードウェアとして物理的な構造からくるクリック感はなく、触覚フィードバック(要するに振動)が発生する仕組み。回しても振動のない場面では、何ら手応えなくクルクルと安っぽい感触だけが得られるといった具合。振動自体は通知振動とは異なる感触ですが、あまり心地よい感触ではないのが残念でした。機械式時計のそれなりのヤツを回したことある人ならわかるだろうけど、あんなのを期待しては駄目ですよ。

回転すればメニューなどのスクロールに連動するのだが、あろうことか押し込んでもメニュー項目を実行/決定といった動作はせず、項目を選択するには指で画面をタップする必要があるという仕様。なんだろうこの、あと一歩足らない感じ。押し込みはすぐに文字盤に戻りたいための、いわゆるホームボタンを押すようなための動作のようですね。長押しでホームとかでも良いかと思うんだけどね。

でもまぁ、何度もスワイプして項目をスクロールするより圧倒的にラクなので、リューズ搭載はよかったでしょう。ただし、リューズの機能する画面(※)を増やすこと、機能する画面であるかを明示する必要がありますね。現状、リューズの機能しない画面が非常に多く、指でスワイプする頻度が高いです。

※例えば「天気ウィジェット」など、横に時間軸での気温などがズラーッと並んでいるのを水平スクロールして見ていくのですけど、現状この画面などリューズに対応していません。天気ウィジェットは「リアルタイムの気温」→「時間帯予報」→「週間予報」→「日没」が垂直方向に4 画面並んでいます。それらの切り替えはバージョンアップによりリューズで切り替えできるようになりました。

充電ケーブルは前モデル付属のものと同一と思われる。なので前モデル付属のものも使える。で、前モデルと一番大きな違いは、磁力が強くなり外れづらくなった。本体側のマグネットの磁力が強いものに変更されたようです。素直に良い改善点だと思われる。ただ、サードパーティーからでいいので、台座タイプの充電器を出してほしいです。↓出ました。

スマホとの接続前、アプリのバージョンアップが来ていたので先に済ませておきました。ペアリングは簡単。前モデルではやたらと再ログインを促してきたり、再ログインしようにも出来なくなり、ペアリング解除→再ペアリングがなかなか出来ずに苦労した事もあった。今回はその辺の不安定さが改善されているか経過観察していきます。

追記:2024年7月22日
2週間ほど使用しましたが、明確に確認できた予期せぬスマホとの接続切れは1回でした。今のところ前モデルよりかは改善されていると言って良さそうです。スマホを置きっぱなしにし、距離を離れてBluetooth 範囲外にいって接続切れても、戻ってくれば自動で再接続されます。文字盤画面から下にスワイプしたら出てくるメニュー画面に、スマホとの接続を表すアイコンがあるので接続状態は確認しやすい。未接続だと赤色になる。ただし、アプリを起動しないと天気情報がスマホに反映されないのは改善してほしい。一度取得してもそのあと、例えば隣町に移動したら、前にアプリを起動した地点の天気情報のままなのも不便だ。バックグラウンドで勝手に通信してほしいのだが、そんなに難しいことなのだろうか。

追記:2024年7月30日
何気なく「天気ウィジェット」を見ると、天気情報が自動的に更新されていました。アプリはバックグラウンドで待機状態にしてあり、フロントに持ってきていないので、勝手に天気情報が更新されたようです。いつもこうあってくれ。ちなみに切断はまたあった。

追記:2024年8月2日
切断頻度があがってきました。気付けば切れています。スマートフォンと離れたあとの再接続で問題があるというより、近距離にある状態なのに切れたりするので、駄目ですねこりゃ。改善できるのであろうか?

追記:2024年8月20日

CMF Watch – 3.2.6 変更ログ
  • サードパーティアプリ(Strava、Google Health Connect)との運動データの同期が改善されました。
  • 天気データの同期が改善されました。
  • デバイス間の切り替え時の接続が最適化されました。
  • サードパーティアプリ(Google カレンダー、RCS、YouTube)のサポートを導入しました。
  • 全体的なユーザーエクスペリエンスが向上しました。
  • CMF Watch アプリの 3.2.6 へのアップデートにより、天気予報の更新精度が上がったように感じます。ウィジェットで確認している限り、位置情報と時間帯情報がリアルタイムになっているようです。

    Watch Pro 2 – 1.0.0.57 変更ログ
  • 通知用の画面ライトアップ機能が追加されました。
  • 時計の洗練された音楽コントロール。
  • 機能的なクラウンの使用の強化。
  • スポーツ中の最適化されたデータ精度。
  • 全体的なユーザーエクスペリエンスの向上。
  • ウォッチの新ファームも来ましたが、イマイチ何が変わったか実感出来ませんでした。

    更新情報へ戻る

    画面がとにかく綺麗になった

    ディスプレイは明らかにクオリティが上がっている。とても精細になった。これを見た時点で前モデルには戻れないなと思った。決して前モデルが悪かったわけではなく、Watch Pro 2 が良すぎるという意味です。

    照度センサー搭載により「自動輝度調整」機能が搭載されました(手動での変更も可能)。前モデルは非搭載だったので夜間は眩しく本当に不便でした。暗いところで眩しいのが嫌なのと、バッテリー消費を抑えるために輝度を下げて使っていました。なので、屋外では暗くて画面が見えず時計としての役目を果たしていませんでした(都度、輝度変更するのも、メニューに入らないといけない仕組みだったので手間だからやってられませんでした。)スペック上の最大輝度に、前モデルとの顕著な違いは見られませんが、薄曇りの屋外では十分に視認可能な明るさでした。ただ、600 ニトクラスでは炎天下の直射日光下では心もとないです。

    しかし、この画像からある程度わかるだろうけど、相変わらず実表示エリアはそこそこに狭い。着脱ベゼルで非表示エリアをカバーできないものかと思うけど、ベゼルが太るのもアンバランスになるし難しそう。アフター品でどこかしらが賢いものをリリースしてくれればと願う。保護フィルムとの干渉あるから難しいだろうけど。まぁ両陣営謹製である Apple Watch や Pixel Watch も実表示エリアに関しての進化は遅いですけど。相変わらず誤魔化すために黒いウォッチフェイスを選びがちになりますね。幸い黒基調のウォッチフェイスが多いのが救いです。

    アプリケーション

    アプリのバージョンアップにより UI レイアウトが変更になりました。早速新しいファームウェアが来てたので適応しました。これが異常なほど時間が掛かる。実質1時間くらい掛かったのではなかろうか。Watch Pro 2 をこれから手にされる方は既にファーム上がっている可能性があります。
    前モデルも接続している場合のために画像右のウォッチ画像下あたりに「切り替え」ボタンが用意されています。

    ウォッチフェイス(文字盤)について

    出典:Nothing

    ウォッチフェイスは公式よると100種以上とのことだが、現状70種くらいのようだ。一部デザインではアクセントカラーを変更できるのですが、それらの色数も含めて100種以上なのだろうか?単純に私が数え間違えているだけだったら、すみません。
    公式によると2024年7月末までに100種類以上になるようです。

    前モデル同様にカスタムウォッチフェイスも1つだけ作成できるが、残念ながらカスタム可能な内容に変化はない。バッテリー残量や脈拍などの数値を好きに配置出来ればいいのにね。

    AOD(常時表示)に関して。前モデル同様、ごく一部しか同一文字盤が存在しないようだ。要するに好みの文字盤で不点灯時はグレー、点灯時にはカラー、といった運用は出来ない。もっと不点灯時のグレーの文字盤種類を増やしてほしい。というか、用意されたウォッチフェイス全て、グレー版も用意すべきだと思う。 → 対応されたかも。以下、追記:2024年8月2日参照。

    追記:2024年8月2日

    ファームウェア( 1.0.0.51 )によって、AOD 時に同一ウォッチフェイスにて不点灯時ブラックアウト、点灯時はカラーといった仕様になりました。ただし一部ウォッチフェイス(具体的には DEFAULT の6パターン)は、ブラックアウト版が用意されていません。

    Watch Pro 2 – 1.0.0.51 変更ログ
  • 着信時の画面照明が強化されました。
  • 最適化された週間温度表示。
  • Watch Pro 2 の世界時計の夏時間の表示が改善されました。
  • 選択したウィジェットのカロリーと運動時間の表示を最適化しました。
  • 選択テキストエントリを更新しました。
  • 全体的なユーザーエクスペリエンスが向上しました。
  • 公式による7月末までに100種類を超えるウォッチフェイスというのは守られていません。また同様に、7月中と言われていた Google の「 Fit 」アプリとの連携も出来ないままです。 → Fit アプリとの連携は対応されました。以下、追記:2024年8月3日参照。

    追記:2024年8月3日

    CMF Watch アプリバージョン( 3.2.2 )にて Google の「 Fit 」アプリ(厳密には Fit アプリにプッシュするための Google Health Connect アプリ)との連携が可能となりました。アプリ内一番右のアイコン内、右上の歯車を押し、「サードパーティサービスとの同期」から行います。

    CMF Watch – 3.2.2 変更ログ
  • Watch Pro と Watch Pro 2 を一緒に使用するためのデータ サポート。
  • アプリのオフライン使用のサポートを追加しました。
  • Watch Pro 2 の毎日の歩数目標設定を新たにサポートしました。Daily Goal で設定します。
  • CMF Watch アプリと Google Health Connect 間のデータ同期。
  • Watch Pro 2 のクイック返信機能を新たにサポートしました。
  • Watch Pro 2 の世界時計機能の表示と夏時間の問題を解決しました。
  • バグを修正し、全体的なユーザー エクスペリエンスを改善しました。
  • ようやく、待望の Android 謹製ヘルスアプリとの連携が可能となりました。前モデルから待望していたので、やっとスマートウォッチとして一通りの機能が揃った印象です。ただし、ウォッチの記録データがキチンとヘルスアプリに書き込まれていくかは、経過観察が必要ですね。CMF Watch アプリ起動の度にプッシュされている事だけは確認しました。

    追記:2024年8月17日

    CMF Watch アプリを起動すると「ヘルス」に反映されます。概ね、データ集積されていて問題ないのですが、睡眠データに関して上画像のような感じになります。気になるのは、画像右のヘルスのほうなのですが、「眠っていた時間」が 0 分と表示され、全て「寝床にいた時間」になっています。 その結果、睡眠効率が 0 % となってしまっています。CMF Watch アプリのほうは睡眠の内訳まで分別してるので、両アプリ間のデータのやり取りに不備があるのでしょう。どちらのアプリの問題かわかりませんが、速やかに改善してほしいです。

    更新情報へ戻る

    追記:2024年9月27日

    Watch Pro 2 – 1.0.0.65 変更ログ
  • 1. 常時表示ディスプレイに、オプションでマッチするウォッチフェイスが付属します。
  • 2. 機能的なクラウンに視覚効果を追加しました。
  • 3. CMF Phone 1 に接続すると、ChatGPT を呼び出すことができるようになりました。CMF Phone 1 ソフトウェア バージョン、CMF Watch アプリ、ファームウェア バージョンが最新であることを確認してください。
  • 4. 複数のインターフェイスの UI 表示を強化しました。
  • 5. 複数の言語でエントリを更新しました。
  • 全体的なユーザー エクスペリエンスを改良しました。

    正式に AOD の非点灯時のウォッチフェイスの対応がアナウンスされました。なぜか、アプリのウォッチフェイス画面で一部、画像のように中文になったりしています。

    ウォッチの「設定」→「表示と明るさ」→「ウォッチフェイス ADOウォッチフェイス」→『対応するADOウォッチフェイスを使う』を ON にする。で設定完了です。しかし、アプデ前からその状態だったのですが、やはり前のアプデで中途半端に実装されていたんですね…。

    そのほかの変更内容については確認出来ませんでした。

    更新情報へ戻る

    ワークアウト検知機能について

    出典:Nothing

    ウォッチ使用者が明示的にワークアウト開始を実行せずとも、Watch Pro 2 が運動していることを検知して、「運動してますか?」的なサジェスチョンしてくれる機能が搭載されました。実際、歩いていたら、そういった通知が来てくれたのですが、残念ながら既に 15 分以上歩いた頃でした。明らかに遅いでしょう。アルゴリズムがわからないけど、一定時間内の歩数カウントで判断付くだろうし、もっと早く通知することも容易いと思うのだけど…。要改善事項ですね。

    追記:2024年8月17日

    車を 20 ~ 30 分運転していると、高確率で「運動してますか?」が通知されます。どう考えても徒歩やサイクリングの速度ではないので、ちょっと誤検知が過ぎますね。「違います」といったフィードバックも出来ないので、特に学習を行う仕組みでもなさそう。そもそものアルゴリズムを改善しないと変わらないでしょう。

    更新情報へ戻る

    ウィジェットについて

    出典:Nothing

    ウィジェットが利用可能になりました。前モデルでは固定で用意されページの並びも中身も何も変更できないものでしたが、今回はユーザーに配置の自由が与えられています。

    「4画面」✕「4コマ」のウィジェットが配置可能です。ウィジェットサイズは「1コマ」サイズと「横長2コマ」サイズの2種。既に主要なものは用意されているので特に不満はないが、さらなる拡充を望みます。

    ウィジェット搭載により、ウォッチ活用の幅がかなり拡がりました。前モデルと異なり、不要なものを表示しないように出来るのも嬉しいです。

    Nothing Phone(2)での表示

    OSの更新により、Watch Pro 2 接続時はホームウィジェットでのバッテリー残量表示、通知パネル内でのバッテリー残量表示に対応しています。アイコンのほうは Watch Pro 2 が充電中であれば、充電マークも表示してくれます。

    GPSの掴みについて

    前モデルの異常な GPS の掴みの悪さは改善しているでしょうか?
    初回ワークアウト時の GPS 測位は 5 秒で完了しました。2回目のワークアウトでは1分ほどかかりました。その次は 10 秒ほどで測位。明らかに改善していますが、継続して確認していきます。

    追記:2024年7月30日
    屋外であっても、周囲が住宅に囲まれているような場所だと、ちょっと掴みが悪い傾向がありますね。1分くらい掛かることが多い。完全にひらけた場所に出てからじゃないと駄目か。

    更新情報へ戻る

    バッテリー消費について

    参考までに以下の条件での消費バッテリーを観察しました。

    ・AOD:ON
    ・24時間心拍数を監視:ON
    ・血中酸素を24時間監視:ON
    ・自動ストレス測定:ON
    ・水分補給リマインダー:OFF
    ・スタンドリマインダー:OFF
    ・サウンド:音量25%
    ・振動の強さ:標準
    ・輝度:自動調整
    ・持ち上げて画面ON:ON
    ・おやすみモード:20:00-8:00(画面消灯、通知なし)
    ・1日の通知件数:10~20件
    ・ワークアウト使用:無し

    このような条件(睡眠測定は強制でON)で1日あたり約 20 %の消費です。ですので AOD 使用時でも大体 4 ~ 5 日間はバッテリーが保つと思われます。私の場合、1 日の半分をおやすみモードにしているので、それが効いていると思いますね。

    まとめ

    今のところディスプレイの美しさ、自動輝度調整の搭載、ウィジェットの実装、リューズによるスクロールといった点(現状は中途半端だが先々に期待)で、めっちゃ気に入っています。もう前モデルを使う気はないですね。ウォッチ自体のファーム、コンパニオンアプリのアップデートも頻繁に行われ、機能改善が進んでいます。あとはスマートフォンとの切断問題が改善することを望みます。

    関連投稿