防災用や日常用として安価な『懐中電灯』を買いました。
LED が普及してから懐中電灯はとても高性能化しました。明るさ/小型軽量化が驚くほど向上し、誰でも簡単でラクに扱えるようになっています。今回購入したのはフィリップスの最廉価モデル「 SFL1181 」です。家庭に常備しておくのに最適なモデルです。
【仕様】SFL1181
内容物はこんな感じ。仕様は以下の通り。
型番 | SFL1181 |
消費電力 | 3W |
明るさ | 400 lm max |
電池容量 | 1 x 18650 , 2000mAh@3.7V |
防水性能 | IP 44 |
点灯時間 | 約 2 – 15 時間(使用モードにより異なる) |
充電時間 | 約 4 時間(DC 5V/1A) |
充電方式 | USB-C |
動作温度 | 0 – 45 ℃ |
製品重量 | 123g |
サイズ | φ47.2 x φ30.8 x L 170.8 mm |
落下耐久 | 1m |
【外観】SFL1181
シンプルでクセの無いデザイン。薄いブルーグレーのグリップ部分が素敵です。プラスチック製なので凄く軽い。
最大輝度 400 ルーメンのLEDが 1 発入っています。最大照射距離は 100 メートルとのことで、家庭常備用としては十分過ぎるスペックではないでしょうか。
底面の仕様表記は日本語併記されているのが親切ですね。
電源ボタン。ボタン一つなので、出力切り替えなど全てこのボタンだけで操作することとなります。
電源を入れるとボタン周囲が点灯します。バッテリー残量が 20 %以上ある場合は緑、それを下回ると赤色に変わり、10 %を下回ると赤色で点滅します。
操作について
電源ボタンをクリックするたび:強光(400 lm) → 弱光(160 lm) → 消灯。
点灯時に電源ボタン長押し:出力を無段階で強める/弱める。
電源ボタンをダブルクリック:点滅モード
点滅モード時にダブルクリック:SOS モード
※無段階調整時、最大輝度/最弱輝度まで到達した際に 2 回点滅して通知してくれます
※強光 400 lm は加熱保護のため 30秒後に 63 % の出力に落ちて 2 時間連続点灯可能です。弱光 160 lm は 15 時間の連続点灯が可能です。
充電について
電源ボタン背面側に防水キャップ付きの充電ポートがあります。内蔵リチウムイオン電池は 18650 サイズの 2,000mAh のものですが、満充電まで 4 時間掛かるのは欠点ですね。電池を取り出せる構造でもありません。なので、キャンプなど屋外メインで使うものではなく、家庭に常備しておく用ですね。
大きさ
成人男性が握ってこんなサイズ感ですね。かなり小振りですが、最大輝度 400 ルーメンという、そこそこ程度の明るさとしては標準的でしょう。
点灯サンプル
あまり参考にならない写真で申し訳ないですが、電柱まで約 10m ほどの距離で撮影。スマホが勝手に露出を少し調整しちゃってますが、無点灯時の実際はもっと暗いです。強光のほうは大体こんな感じ。配光角は公開されていないので不明ですが、そんなに広くないです。60度くらいかな?明るさは価格からすれば十分です。
まとめ
気に入ったところ
- 軽量
- 充電端子が Type-C
- フィリップス製である安心感
- 安価
イマイチなところ
- 物足りない IP 性能
- 充電速度の遅さ
- 電池交換不可
- 最大輝度は 30 秒しか持続しない
土砂降りのなかでの使用は避けたほうがよい程度の防水性能であることや、バッテリー周りの低スペック、実は最大輝度が限定的であるなど、価格なりといった製品ではあります。懐中電灯自体は 100 均でもっと安価に手に入れられます。無いよりは有るほうが良いので、何かしら買って備えたほうが良いでしょう。私はフィリップス製である信頼感から購入に至りました。
昨今の自然災害が頻発している状況において、もはや何も備えていないのは楽観的過ぎるでしょう。日常生活を継続するために必要なものを一定量持ち出せるようにしておくのは当然として、フラッシュライトのような緊急時にこそ役立つものも取り揃えておきましょう。