
国外では最新モデルとなる Nothing Phone (3) が発売されました。まぁ、それはそれとして、先代モデルである (2) を丸一年使ってきて、自分なりに使いやすい状態に落ち着いてきたので、インストールしているアプリを紹介しておこうかなと、思い至ったわけです。
特別な事(root 化など)をする必要のない、普通にアプリストアから入手とインストールが可能なアプリしか紹介しません。残念ながら紹介するのはほぼ有料アプリとなっています。無料で良いものがあれば使いますが、色々試した結果、有料アプリばかりになっています。
ホーム画面は 1 画面

私は iPhone を使っていた頃から1 画面主義です。
ミニマリストではないけれど、ページをめくってアプリを探すっていう行為が好みではないので、今使っている Nothing Phone (2) においても、当然 1 画面のみで運用しています。
コレを書いてる今のホーム画面が上の画像ですが、明日には変わっているかもしれませんね。気分でコロコロと配置を変えちゃいます。でも、使っているアプリはもう固定されちゃっていますね。という事で、以降にインストールしているアプリを紹介していきます。
電話アプリ:True Phone Dialer & Contacts

Google Play:True Phone Dialer & Contacts
とても良いアプリです。電話アプリはこれ以外ありえないかな。プリインストールされている電話アプリは、必要最低限の機能しか用意されていないので使ってられません。
まず、このアプリには発信前確認があります。よく、電話帳をスクロールしてて誤って間違い電話しちゃった事ありません? iPhone でもそう。私も何度もやらかしています。特に酔っている時ヤバい…。ワンタップで発信するという仕様に不安を感じる、という方にオススメしたい。

発信前確認が出来るだけでも良いのですが、その機能だけなら別のアプリも存在します。このアプリの優れた点は、そのカスタマイズ性です。
アイコン形状や背景カラーなどビジュアル面のカスタマイズ項目が多岐に渡っています。Nothing ランチャーのもつ独特な印象との調和が良いので、お気に入りアプリとなっています。
迷惑電話対策:Calls Blacklist – 着信拒否

Google Play:Calls Blacklist – 着信拒否
このアプリに関しては無料版を使っています。有料版にアップグレードしようか迷っているまま、現状不満がないのでそのままって感じですね。昔と比べて本当に迷惑電話が増えました。まぁ、キャリア移動した途端に増えるってのは“あるある”かもしれませんが。迷惑電話が集中的に増える時期ってのがありまして、こういったブロックアプリが無いと「うざったくて」仕方がないのです。

ワイルドカードで拒否指定できたり、ショートメールも弾いてくれます。有料版なら着信履歴からダイレクトにブロックリストに登録出来るみたいです。
類似アプリも多いので、他にも良いものがあるのかもしれませんが、とりあえずコレに落ち着いています。
ブラウザ:Soul Browser

Google Play:Soul Browser
ウェブブラウザーに関してコレがベストかと言われるとわからないが、カスタマイズ性が高く、多機能なので愛用しています。

レイアウトの自由度や、データセーバー、広告ブロックなど、色々ありすぎて使い切れていないが、かなり多機能なブラウザだと思います。絶対コレがオススメってわけじゃないけど、一度触れてみて欲しい。
通知:dynamicSpot – Dynamic Island

Google Play:dynamicSpot – Dynamic Island
このアプリは iPhone の Dynamic Island を模した通知モーションを体験できる。類似アプリは多数ありますね。
まぁ、別に無くてもよいのだけど、純正の通知がイマイチ気に入らないので入れています。勿論、本物 Dynamic Island のように、ステータスバーの他のアイコンとの干渉を避ける挙動なんてものはない単なるオーバーレイです。でも、以外とコレが悪くない。インカメラからフワッと広がる通知が気持ちいいんです。

音楽再生してると上図のようにアプリアイコン(アルバムカバーも可)と波形アニメが表示されたり、タイマーだと時間のカウントだったり、通知が被ると横っちょに表示されたり、結構凝っています。このアプリを使うには、同じ作者の Disable Notification Popups も併せてインストールしておくべしです。
音楽再生:Pulsar 音楽プレイヤー プロ

Google Play:Pulsar 音楽プレイヤー プロ
音楽好きなので、再生アプリは欠かせません。音楽再生アプリはかなりの数が存在しますが、私の要件を満たしたものは実質コレだけでした。その要件とは…
- スタイリッシュな UI であること
- ギャップレス再生が出来ること
- リプレイゲインを備えていること
- プリアンプの音量調整が可能であること
- Last.FM への Scrobble 可能であること
以上が満たされていることが理想でした。Pulsar は全て備えているので愛用しています。ただし、以下の気になる点はあります。
ギャップレス再生は完璧では無いし、Android Auto ではライブラリ表示が正常に機能していません。ギャップレス再生に関しては、一部ジャンル(曲と曲が繋がっているもの)でしか気にならないので許容出来ていますし、他に完璧なものがあれば知りたいくらい、満足に曲間 0 を達成しているプレイヤーは無いと思います。Android Auto のライブラリ表示が、まともに機能していないのは改善して欲しいですね。具体的には インデックスをタップしても、例えば F をタップしても F で始まるアーティストが表示されない状態です。これに関しては私が 200GB 以上の膨大なデータ量の楽曲を入れているからでしょうけど、スマホでは正常なのですから、自動車でも同様な扱いを期待しています。正にその内容のアップデートはあったのですが、結果として改善していません。
動画再生:Green Tuber

Google Play:Green Tuber
YouTube を広告無しで視聴できるアプリ。PC の YouTube に関しては一時期強烈にブロッカー対策が講じられたのに、Android ではこのようなアプリが普通にGoogle Play に並んでいるという不思議。

バックグラウンド再生や、画像のようにポップアップ再生も可能。好きな位置に好きなサイズで表示可能。ポップアップ再生しながらウェブブラウジングしたりと便利ですね。
Panels – サイドバー、ショートカット、ジェスチャ。

Google Play:Panels – サイドバー、ショートカット、ジェスチャ
私が 1 画面運用出来ているのは、このアプリのおかげですね。1 日のあいだで一番触れる回数の多いアプリです。
Nothing ランチャーにも画面下部から引き出せるアプリドロワーがありますが、ハッキリ言ってどうしようも無い造りなのです。というか Nothing ランチャー自体、褒められる部分の見当たらないランチャーなのですが、それについて書くと長くなるのでここでは割愛します。

Panels は、ホーム画面の左右からアプリやアプリを格納したフォルダ、またはウィジェットを表示することが出来るアプリとなります。画面の好みの位置に設定したトリガーから、スッとスワイプすると上図のように自分仕様に整備したアプリ一覧やフォルダが現れてくれます。コレを使っているからこそ、ホーム画面には電話やメールなどの最優先アプリや、直に押して機能させるウィジェット系しか置かなくて済んでいるわけです。電話などに比べて少し使用頻度の下がるアプリは、全て Panels に押し込んでいますね。

右サイドにはウィジェットを配置しています。Pulsar のウィジェットや、Nothing X というイヤホン向けアプリのウィジェットを置いています。
ちなみに、Panels では何枚もパネルを重ねられるので、左側だけに集約したりも可能です。パネルの濃淡や、背景のボカシ具合を変えたりもできたります。
気になる点としては、割とアプリ自体が寝てしまいます。寝てるってのは、アプリ自体が落ちちゃっていて、左右のスワイプしても無反応になるって事象ですね。コレはアプリというか、Nothing OS の挙動と捉えたほうがよいかと思っています。この場合はランチャーのドロワーからアプリを起動してやらないと復帰しないので不便です。
リマインダー:Pinnit

Google Play:Pinnit
仕事帰りに買い物するものを忘れないようにする、とかのリマインダーアプリです。忘れ防止には、カレンダーアプリへの予定登録や、ToDo アプリなど対処する術が沢山ありますね。でも、カレンダーに登録するほどじゃない事柄や、ホーム画面に ToDo ウィジェットが居座っているのが気に入らない人にピッタリなのが Pinnit です。

登録したタスクは上図のように通知シェードに常時表示されるので、必ず目にすることとなり、忘れる率がかなり低減されます。以前は私もホーム画面に ToDo ウィジェットを配置したりしていましたが、タスクが無い時に無駄な空白が生まれるのが嫌で、何かしら他の手段を探していて出会ったアプリが Pinnit でした。

設定画面がシンプルで動作も非常に快適なのも心地よいですね。消したくない他のアプリの通知もピンしておけます。地味ながら私にとっては欠かせないアプリです。私のようにホーム画面を汚したくない、物忘れしがちな人に是非使っていただきたい。
装飾:Material Photo Widget

Google Play:Material Photo Widget
フォトフレームアプリです。以前は他のを使っていましたが、動作の安定性から現在ではこちらを使用しています。まぁ、この手のアプリってスマホで必須でもないのですが、ホーム画面に何かしら楽しさというか変化というか、そういうのが無いと飽きちゃう私にとっては必須なのです。

Pinterest で拾った小洒落た画像をランダム表示させています。画像の切り替わる周期やフレームの形状や画像の明るさなど変更が可能です。Nothing Widget の使い難いフォトフレームに満足出来ない方にオススメいたします。
装飾:NewThing Widgets Pro

Google Play:NewThing Widgets Pro
本家 Nothing Widget が物足りないので補填したい人は多いでしょう。様々なウィジェットアプリが存在しますが、Nothing 特有のドットタイポやアクセントの赤色などを求めると見つかるのがコレ。

まぁ、使ってはいるんだけど、少なくとも Nothing Phone (2) で使う限りはイマイチだと感じる部分も多いですね。日本語環境では様にならない天気ウィジェット、イマイチ好みのサイズに設定できないレスポンシブウィジェットであるところ、そもそも Nothing Widget と同じものが多数あったり、うーん、と言った感じ。

このように時計ウィジェットとか充実してはいますけど、なかなかこれらを配置するとなると他のウィジェットとの場所の取り合いになりがち。

今は意味なく時計ウィジェットを2つと歩数計置いたりしてます。こうして改めて見てみると、あまり有用な使い方はしていないなぁ。近い内に変更しちゃいそう。

んで、NewThing Widgets Pro に激似アプリ Everything Widgets も入れています。このカレンダーを表示しています。というか NewThing にも、ほぼ同じのが入っているんですけどね。この両者、UI からして似すぎていますが、ウィジェットの量で言えば NewThing のほうが多いかと思いますね。ただ、Everything には電卓ウィジェットがあって、それがかなりカッコいいのですが、設置後一定時間経つと無反応になるので改善して欲しい。
両ウィジェット共にアップデートは続いているので、今後はもっと実用的なのが増えてくれると嬉しい。
まとめ

Nothing のスマートフォンを選ぶ理由に特徴的な外観ってのがあると思います。2025年7月にリリースされた (3) も個性的な Glyph Matrix やカメラレンズ配置だったりといった際立つ特徴がありました。私が (2) を購入したのは、そういったハードの外観ではなく Nothing Widget のクールな UI だったのですが、使ってみたら何のことはない、大したカスタマイズ性のない物足りない OS でした。よく、ピュアな Android と言われている通りあっさりとしていて、痒いところに手が届かない造りなのです。いや、ほんと Nothing に対しての不満点はたっぷり語るだけあるのですが別の機会にしときます…。
そんな背景もありウィジェット置いて賑やかしたり、使えないドロワーの代替アプリを入れたりするわけですね。今回紹介したアプリ以外にも沢山のアプリを入れて試しては消しています。今後さらに有用なアプリに出会えたら追記します。