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【待望の赤外線対応スマートハブ】TP-Link「Tapo H110」

今回紹介するスマートリモコン&ハブ「H110」は、Tapo 製品と旧家電を操作可能とする、スマートホームの中心的なデバイスです。

購入した背景

こちらの記事で書いたのですが、スマートホームを構築しようとする場合、導入するメーカーは絞ったほうがいいのです。増えれば増えただけ、コンパニオンアプリを使い分ける必要があり煩雑化します。

勿論、Amazon Alexa のような統合する製品もあるが、機能が限られたりと不便な面もある。出来ることなら何処かのメーカー 1 社に統一して構築するのがいいかと思います。

SwitchBot が最も製品ラインアップに優れてはいますが、(個人的に)防犯カメラやアプリの品質問題により、新たな製品の導入や今後の継続使用については消極的になっています。そこで、安定性の高いと感じている Tapo には赤外線対応のスマートハブをリリースして欲しいと考えていたわけです。

それが、ついにリリースされたわけです。

仕様Tapo H110

周波数IEEE 802.11 b/g/n, 2.4GHz Wi-Fi・
922MHz・Bluetooth (セットアップ時のみ)
LEDインジケーターシステムLED
電源5V⎓2A
寸法79 × 79 × 32mm
製品構成Tapo H110 × 1
3M両面テープ× 1
USB-Cケーブル(C to Aタイプ)× 1**
かんたん設定ガイド

**電源アダプターは付属しないため、5V 2Aに対応したUSB Type-Aの電源アダプターを別途ご用意ください。
スマートフォンなどに付属するUSB Type-Aのアダプターは5V 1Aまでに対応したものが多いのでご注意ください。
動作環境温度-10~40℃

特徴

  • All-in-oneスマートリモコン:リモコン1つで赤外線リモコン対応の家電が操作可能です。何台ものリモコンを管理する手間も省けます。
  • 優れた互換性:18種類のデバイスタイプ、8,000以上のブランドに対応し、古い家電製品も含めてさまざまなニーズをカバーします。互換性データベースは、3ヶ月ごとに更新されるため最新のモデルにも対応できます。
  • ハンズフリーの音声コントロール: Siri・Alexa・Googleアシスタントと連携させれば、シンプルな音声コマンドでの操作が可能です。
  • アプリで手軽にリモート管理:エアコンの電源を切り忘れても大丈夫です。Tapoアプリを使用すれば、接続デバイスのオン/オフをどこからでも瞬時に切り替えることができます。
  • スケジュール&タイマー機能:家電をオン/オフにするスケジュールを、ライフスタイルに合わせて設定しておけば、より快適で省エネなスマートホームの実現が可能です。
  • GPS連動機能:スマートフォンのGPS機能を使い、帰宅を察知して家電をオンにするようにしておけば、帰宅時には室内を快適な状態にしておくことができます。
  • スマートホーム統一規格「Matter」対応:赤外線リモコン対応家電やTapoスマートセンサーをTapoアプリに追加後、Matterエコシステムに統合させることもできます。
  • Tapoスマートアクションでもっと便利に:スマートセンサーやカメラなどのTapoスマートデバイスとシームレスに連携して、より良いスマートライフを実現します。
  • 家電のペアリングもらくらく:スマートリモコンのボタンを押し、アプリでシンプルなボタンテストをするだけで家電をリモコンに同期できます。
  • オフライン操作: 外部ネットワークの接続が途切れても、ハブは同じLAN内にあるデバイスの制御が可能です。

【外観】Tapo H110

H100 を導入しようか迷っていたのですが、丁度よいタイミングで H110 がリリースされたので速攻で予約購入しました。

これまで使ってた Remo mini 2 と比較

これまで家電のコントロールに使っていた Remo mini 2 とのサイズ比較。

いやー、随分大きさ違いますねー。Remo mini 2 は不安なくらい小さくチープ感の漂うものでしたが、H110は大きくて古臭い外観です。Remo mini 2 は電源入力ポートが Micro USB Type-B かつ挿しづらいものでした(そんなに抜き差しするものではないですが)、H110 は Type-C なので今どき感があって好印象。

後述しますが、Remo mini 2 の使用感に問題はなく、むしろ現状 H110 より優れた点もあるので、私のようにメーカーを絞りたい、Tapo で統一したいという目的がなく、赤外線の家電を重視するなら他の選択肢も考えたほうが良いかもです。

セットアップ

  1. ハブ/ホームベースを選択
  2. H110 のインジケーターが白とオレンジ点灯になっていればタップする
  3. 登録されるのを待つ

接続自体は何も画面の指示通り進めればすぐに完了します。

従来 Remo mini 2 に登録していた「エアコン」と「スマートではない照明」を H110 に移行しました。

簡潔に移行した結論を書きます。あくまでも2024年11月時点のハナシなので、今後のアップデートで改良されていくとは思います。というか、してくれないと困る。

H110 本体に気温計がないので、室温が見れない。

Remo mini 2 は小さいボディながら温度センサーが搭載されていたので、スマートフォンから室温がすぐに見れて便利でした。外出先からエアコンを付けた際や、消した際に室温を確認出来たのは便利でした。特に消し忘れに気付けるし。H110 は大きなボディながらセンサー非搭載なので、別途以下のデバイスを導入し H110 と接続する必要があります。

デバイス操作画面が煩雑

私が使用しているスマートではない古めの照明は、蛍光灯とスポットライトが別々で点灯/消灯や明るさを調整可能な製品です。スポットライトだけ点灯や、調光などの追加は出来るので使用上の問題はありません。
しかし、元々用意されているアイコンが邪魔です。使用しないアイコン(オン、オフ、白くする、電球色など)の削除や、アイコンの位置移動といったことが現状は出来ません。

使わないアイコンが並んでいるのって、なんか嫌ですよね…。

エアコン

ダイキンのエアコンを使用しています。H110 に登録時にダイキンを選択して登録するわけですが、機種固有の機能(ストリーマやフィルター掃除など)がアイコン化されません。

「プリセットボタンの追加」ボタンの中身も、単に冷房や暖房などのボタン追加のみで、「おやすみモード」や「オフタイマー」などをボタン追加できません。現状、エアコン標準のリモコンで操作するしかありません。

スマートアクションの追加や、Alexa 経由などで対処のしようはありそうですが、機器操作画面でも操作したいですよね。

また、エアコン操作画面では、今が冷房で動作しているか、暖房で動作しているかなど、背景色を変化させるなど、もう少し「パッと見で理解できるよう」改善が望まれます。

チャイム音がイマイチ

H110 本体にスピーカー内蔵されています。各種センサー類との連携で音を鳴らすためです。チャイム音は 18 種類ありますが、個人的にはイマイチな音色が多い印象です。急に鳴ったらビックリするような音色が多いんですよね。
また、音量調整は 3 段階しかありません。音量「大」の場合では音割れがしたりで残念です。これは H100 から指摘されている部分で、H110 でも改善されていないようです。

Amazon Alexa で操作できない

H110 に登録した赤外線リモコンで操作するエアコン等が、Alexa で操作できません。イチから登録し直したり、Alexe と Tapo の連携をやり直したりしましたが改善せず。Remo mini 2 では問題なく出来ていたのですがねぇ…。このままでは、声でエアコンの予約したりが出来ず困った自体です。うーーむ。

※ H110 を介していない Tapo デバイス(ランプ、スマートプラグ、カメラ)は Alexa から操作出来ています。

まとめ

利便性の悪い部分はこれからアップデートで改善を進めて欲しいです。

ともあれ、私のスマートホーム環境は Tapo と SwitchBot のみとなりました。使用するアプリが減ったのでスマートフォン的にはスッキリして良かったです。これからは以下に掲載するような Tapo のセンサー類を導入して、より快適で防犯を堅くした居住環境を構築していきたいと思います。あとは、シーリングライトと指ロボットを発売して欲しいですね。

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