メニュー 閉じる

Xiaomi Mi「ハンディクリーナーミニ」 2ヶ月使用レビュー

掃除って面倒くさい。
重い腰を軽くする身軽に使えるクリーナーの紹介。

iaomi(シャオミ)Mi Vacuum Cleaner Miniの全体が解る外観

「Xiaomi(シャオミ)」の「Mi Vacuum Cleaner Mini」を購入してから2ヶ月経ちました。
もちろん掃除機は別であるんだけど、部屋の中のちょっとした塵や埃を吸う為だけに重い掃除機を引っ張り出すのが面倒くさい。面倒だと思うとやらなくなっちゃう。でも「これじゃあいかん!」と思って重さ僅か500gのこのクリーナーを選びました。

iaomi(シャオミ)Mi Vacuum Cleaner Miniのダストカップとフィルター部分

2ヶ月使ったのでそれなりに汚いのはご勘弁を。
この手の小型軽量なクリーナーは数多く販売されています。そんな中でなぜこの機種を選んだのかと言えば、Xiaomi製ってのが一番の理由。かつて中国のAppleとも言われたメーカーですから、販売している製品のほとんどがミニマルな造形でクセがなく受け入れやすい。それと製品に対して一定の信頼感ももっています。

スペック

iaomi(シャオミ)Mi Vacuum Cleaner Miniの外観上部
  • メーカー:Xiaomi
  • 製品名:Mi Vacuum Cleaner Mini
  • 定格出力:120W
  • 吸引力:13000Pa
  • 回転数:88,000 rpm
  • 騒音レベル:60 dB
  • 製品寸法:267 × 55 × 55 mm
  • 製品重量:約 0.5 kg(本体)
  • 定格電圧:10.8V
  • 入力:100–204V~、50/60Hz, 0.35A
  • 出力:5.0V = 2.0A、10.0W
  • ゴミ容量:100 ml
  • バッテリー持続時間:標準モード30分、強力モード:9分
  • パッケージ内容:本体× 1、隙間ノズル× 1、ブラシノズル× 1、タイプ C 充電ケーブル× 1、ユーザーマニュアル× 1

クリーナー本体はシンプルな構造

iaomi(シャオミ)Mi Vacuum Cleaner Miniはミニマルな外観

サーモスくらいの太さのボディに収められた88000rpmの超高速モーターにより吸引力13,000paってなんか凄いらしいスペック。吸引力のPaってのはあまり公開しているメーカーがないです。なので比較してどうのこうの言えないのであまり気にしても意味のないパラメーターです。とりあえず小型のクセに強いってこと。

電源ボタン

iaomi(シャオミ)Mi Vacuum Cleaner Miniの電源ボタンとLED点灯部

操作するボタンは一つだけ。1回押すと「標準モード」で吸引を始め、もう一度押すと「強力モード」に切り替わります。もう一度押すとオフになります。
最後オフにする時、ボタンを押してから吸引停止まで少しライムラグがあるのですが、これは吸い込み経路にゴミを残さず吸いきる為みたいです。

ノズル

iaomi(シャオミ)Mi Vacuum Cleaner Miniの吸引口ブラシ付きノズル

ブラシ付きの先端は布団や枕、カーペットやフローリングなどの凹凸や隙間のある面の埃を掻き出しやすくて便利です。反面ゴミや髪の毛が引っかかりやすく、ある程度使ったら指で摘んで取ってやらねばなりません。ちょっと使っただけなのにこんなに埃や髪の毛が落ちていたのか!?と驚くくらい付着します。

iaomi(シャオミ)Mi Vacuum Cleaner Miniの先端ノズルは斜切り形状

もちろん取り外して一般的な斜切りノズルでも使えます。ただし僕の場合はブラシ先端のほうを付けっぱなし使ってきました。それと根本部分からも外せるのですが、そもそもが小型クリーナーなので外して使った事はないです。外しちゃうと吸いたい場所まで近づける動作が大きくなるので却ってやりづらい。ですが狭い場所、例えば車内などの清掃時は根本から外してブラシヘッドノズルを付けて使ったほうがコンパクトで扱いやすいかと。

ゴミ捨てについてはイマイチ

ダストカップをワンタッチオープン出来るがゴミは落ちてこない

溜まったゴミを捨てる際はここのロックを解除して開きます。手を汚さずにゴミ箱にポイッといける…と思いきや、このクリーナーの吸引対象となる埃や髪の毛は内部のフィルターに引っかかってなかなか落ちません。それならとゴミを指で摘んで捨てようにも、ダストカップ内のフィルターとの隙間が狭いし奥まっていてとてもやりづらい。
もしこの商品説明にある「ワンタッチでポイッと捨てられる」部分に魅力を感じて選ぶならオススメ出来ません。

ダストカップは回して本体から取り外す

じゃあどうやってゴミを捨てるかというと、このフィルター部自体を本体から外して行います。背面にロックマークがあるので回してアンロックに合わすと簡単に取り外せます。

取り外すとフィルターにアクセス可能となる

HEPAフィルターがキッチリと埃をキャッチしているので、開いたところから溢れたりって事はない感じ。

HEPA

HEPAフィルタの濾紙は主に直径1~10 µm以下のガラス繊維でできている。繊維の充填率は10%程度であり、空隙は数10 µmの大きさをもつ。JIS Z 8122 によって、「定格風量で粒径が0.3 µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタ」と規定されている。ー Wikipediaより引用
フィルター部分にある取っ手を引っ張れば簡単にダストカップからフィルターを取り外せます

取っ手を摘んで引っ張れば簡単に外れます。凄く小さなフィルターなのが可愛い。

ステンメッシュフィルターは大きめの埃や髪の毛をキャッチする

スチールのメッシュフィルターで大きめの埃や髪の毛といったものはコレに引っ掛かります。このあいだ空気清浄機のフィルターをこのクリーナーで清掃したらメッシュフィルター全面にびっしり分厚い埃の層が出来るくらい吸い込めました。快感。

フィルターを回して引っ掛かり部分を外すと分解可能

回転させてここの引っ掛かりを外せば簡単に取り外せます。内部のフィルターへのアクセスはとても簡単です。

HEPAフィルターは細かな塵や埃をキャッチしつつ本体の吸引性能を損なわない

この「HEPAフィルター」で塵や細かな埃をキャッチします。なので定期的にここまでバラして清掃しなきゃ吸引力が落ちると思います。小さいので蛇腹部分の隙間に入った汚れは取りにくいです。上述のスチールメッシュもHEPAフィルターも清掃する際は傷つけないよう、「ナイロンブラシ」を使って優しい力で丁寧に根気よく埃を掻き出してやりましょう。僕は結構この作業が楽しいです。楽しいけれどかなり塵は残ります。とてもじゃないけど取り切れません。調べたところHEPAフィルターは水洗いしても問題ないらしい。僕は「超音波洗浄機」で洗ってます。細かい塵も取り除けるのですが1サイクル回したくらいじゃ駄目ですね。数回繰り返してようやくサッパリする感覚ですかね。洗ったあとは陰干しして完全に水気がなくなってから本体に装着しましょう。

充電端子は使いやすい「Type-C」

充電用のポートはUSB Type-C

充電端子は「USB Type-C」なのが良いところです。底面に配置されているので充電時は本体を寝かせておかなければならないのが少し残念ではあります。別途充電も出来るスタンドでもあれば良かったですね。それと使わない時に立てて置いておくわけですが、見ての通り底面の角は大きく「R」がとられているので、安定性は悪くないけど良くもないといったところかな。勝手に倒れるとかは勿論ないけど、軽く何か当ててしまうと倒れます。
充電時間は公称2~3時間との事です。これはバッテリー残量が空っぽかそれに近い状態からの充電に掛かる時間だと思います。実際にどのくらい充電に時間が掛かっているのかわかりません。それはこのミニクリーナーに適した範疇で使用しているので、一度に使う時間も数分程度。バッテリーを使い切った事もないし使ったあとは必ず充電しているので、あまり気にしなくても運用出来てますね。

使用感

Mi Vacuum Cleaner Miniは小型なので部屋のちょっとした隙間に置いておける

リビングや廊下など一般的に掃除機を用いると考えられる広い範囲を掃除したい場合は、やっぱり普通サイズの掃除機を使いましょう。
部屋の中でちょっと気になった場所をサッと掃除したり、狭い場所とか車の中なんかだと圧倒的にこのミニクリーナーが便利です。それに小型だから使わない時は部屋のちょっとした隙間に置いておけます。
吸引力にまったく不満はありませんね。小気味よく埃やスナック菓子のカスを吸い込んでいきます。正直言って強力モードはまったく使ってません。標準モードで十分過ぎる吸引力です。音に関しては標準モードで60dBらしいけど、それなりに五月蝿いかもしれませんね。賃貸住まいだと夜中に使うのは良くないかもしれません。吸引力とのトレードオフですね。

まとめ

ちょっと埃が気になったらサッと使う気になる小型軽量さが最高です。今までだったら掃除機を引っ張り出してくるのが面倒で、ある程度汚れが蓄積してからじゃないと掃除しなかったんだけど、気軽に使えるから常にキレイをキープ出来るようになりました。
小さいので使用しない時にも邪魔にならないし、バッテリー式だから屋外の車内清掃にも使えます。

良いところ

  • 小型軽量だから気軽に使える
  • 小さいのに抜群の吸引力
  • 主張しない見ため

気になったところ

  • フィルター類が個別販売されていない
  • 充電時に横置きになって少し邪魔
  • 充電スタンドがあるといいかも

こまめに使ってるし吸引力が強いってのもあるけど、フィルターの汚れが蓄積して清掃しても取りづらくなってきます。吸引力維持の為にフィルター清掃もまめにやります。なので1年も使ったら清掃時にフィルターが破れないか不安になります。なぜに替えフィルターが販売されていないのでしょうか。そこだけがとても残念です。破れないにしても衛生面を考えて半年くらいで交換したいと思いました。

追記:2024年

2年半ほどでバッテリーの充電が行えず廃棄となりました。週に1度といったペースで使用してもおらず、そこまで酷使した覚えもないのですが。