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ASOMETECHのGaNクイックチャージャー

購入した背景

出典:Nothing

スマートフォンは Nothing Phone (2) を使っています。
Phone (2) のバッテリー周りの仕様は次の通りです。

Nothing Phone (2) バッテリー仕様
4700 mAh バッテリー容量
45W PPS (3.3~20V/2.25A) ケーブル充電:55 分でフル充電
デュアル充電対応、15W Qi ワイヤレス充電:130 分でフル充電
5W リバースチャージ
充電器は PPS/PD3.0/PD2.0/QC4.0/QC3.0/QC2.0/DCP/SDP/CDP 対応機種のみお使いいただけます。

バッテリー容量不足は感じませんが、毎日使っているので当然、毎日充電しています。
充電に使っているのは、前のスマホである iPhone X から継続して以下の Anker のワイヤレス充電器です。普段は急いで充電する必要もないので、このような出力の充電器で足りています。

ですが、たまに急いで充電する必要に迫られることもあり、そんな時は以下の 65W 充電器も使います。

Phone (2) の最大受電量は 45W/秒 ということで、まぁまぁ速いです。とはいえ、昨今は 100W 超えのスマホも登場しているので、並といったところでしょうか。ちなみに 2024年に発売された iPhone 16 Pro も 45W とのことです。

だけど Anker Nano Ⅱ 65W を使っても、安定的な充電量は多くても 30W 程度(ピーク時 37W くらい)での推移です。バッテリーには優しめかと思いますが、カタログ値からは随分落ちる数値です。外部のテスターで見た場合は 10% 多い電力値ですが、それでも 45W には遠く及びませんね。

でもね、実際には十分です。私としてはこれでもメッチャ速いんです。なので、充電速度に不満があって、今回紹介する充電器を買ったわけじゃあないんです。理由は単純明快。

色。

スマートフォンとかの充電器って、色の選択肢がないんですよね。ほとんど黒か白か銀色。
えっ!?なんか充電器って色に決まりでもあるの?って感じです。
でなわけで、AliExpress 見てたらいい感じのカラーの充電器を見つけたわけです。

国内大手通販サイトでは取り扱いが無い

ASOMETECH ですが、国内大手通販サイトでは取り扱いがありません。公式サイトも見つからないんですねこれが。そして中華系の通販サイトではよく目にします。今回は AliExpress で充電器+ケーブルのセットを購入しました。

製品仕様

製品仕様
メーカー:ASOMETECH
出力電力: 最大35W
モデル:CH009-H01
入力:AC100-240V(50 / 60hz)最大1.5A
USBポート:USB-Cポート x 1 + USB-A x 1
USB-A出力:5V3A / 9V3A / 12V3A / 20V1.5A (最大30W)
USB-C1出力:5V3A / 9V3A / 12V2.91A / 15V2.33A / 20V1.75A (最大35W)
PPS:3.3-11V3A
Usb-C + USB-A 出力:5V3.4A 最大 17 W
プロトコル:PD3.0 / QC4.0 / QC3.0 / PPS / AFC / FCP / SCP / SSCP

すでに定番化してきた GaN(窒化ガリウム)です。

GaNは材質の特性として電力の損失が少ない半導体を設計することができ、発熱を抑えられるため、結果としてUSB充電器を小型化することを可能にします。
引用:Anker

外観

目を惹くイエローがなんだか嬉しい。使うのが楽しくなる。側面の大胆なワット表記が最高のアクセント。

ディスプレイ付き

ディスプレイが付いています。意外と珍しいかもしれないですね。スマホ内のアプリや外部テスターを持っていれば、それで充電量を見ればいいですが、持っていない人にはありがたいですよね。

PD3.0 は最大 35W 充電、QC3.0 は最大30W 充電となっています。PD や QC については、かなりややこしいので簡単に以下に記す。

PD(USB Power Delivery)
USB-IFが策定。
2021年には USB Power Delivery Revision 3.1 がリリースされ、28V、36V、48V の電圧が追加され 240W までの電力供給が可能となった。
コネクタ形状:Type-C

QC(Quick Charge)
Qualcomm が策定。
Quick Charge 3.0 で最大 36 W (12 V × 3 A)、Quick Charge 4 で 36 W (QC 動作時)、27 W (USB‑PD 動作時)、45 W (USB‑PD 3.0 PPS 動作時)
コネクタ形状:Quick Charge 4 以降に対応する製品では原則としてUSB Type-Cポート/コネクタ

QC は Android 端末向け(というより Snapdragon 向け)規格という成り立ちがあり、 QC 4 以降は PD と互換性があります。端末側が QC 4 に対応していれば、 PD 充電器も使えます。iPhone が PD 対応なので、そちらの充電器のほうが多く販売されています。今回の ASOMETACH の充電器は PD/QC 両対応。
いずれにせよ、対応したケーブルを用いない場合は充電効率が落ちますので注意です。

この充電器は US モデルですけど、日本は米国と同じコンセント形状なので使えます。プラグは折りたたみ式で携帯性に優れます。

使ってみた

セットのケーブルを使って Nothing Phone (2) を PD 3.0 で充電してみました。 この充電器の PD3.0 は最大 35W 充電、 Nothing Phone (2) は最大 45W 受電です。さて、どのくらいの充電量になるでしょうか。

大体 32W で充電されていました。もちろん、スマホ側のバッテリー残量によって異なりますけど。
ディスプレイの表示も見やすいですね。まぁ、ここでの表示とスマホ内のアプリ表示では数値は異なるんですけどね。充電器ディスプレイ 30W ーー> テスター 26.5W ーー> アプリ 24.5Wてな感じの充電量。
どこで計測した値が正しいのかは不明です。

Nothing Phone (2) は QC 4.0 まで対応ですが、ケーブルを持っていないので PD のほうしか充電量は確認できていません。この充電器も QC 4.0 に対応しているようですが、最大出力が抑えた 35W なので、充電速度を稼ぎたいためにケーブルを購入する意味がないのかもしれませんね。

まとめ

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